なにわ‐の‐みや【難波宮】
奈良時代に聖武天皇が一時造営した皇居。難波長柄豊碕宮(ながらのとよさきのみや)と同じ場所。
なにわ‐ばし【難波橋】
大阪市中央区北浜と北区西天満を結び、堂島川と土佐堀川にまたがって架かる橋。江戸時代には東に並ぶ天神橋・天満橋とともに浪華三大橋とよばれた。
なにわ‐ぶし【浪花節/難波節】
語り物の一種。江戸末期、説経節・祭文などの影響を受けて大坂で成立。初めはちょんがれ節・うかれ節などともよばれた。三味線の伴奏で独演し、題材は軍談・講釈・物語など、義理人情をテーマとしたものが多い...
なにわみやげ【難波土産】
浄瑠璃注釈書。5巻。三木貞成著。元文3年(1738)刊。義太夫節9曲に注釈・批評を加えたもの。穂積以貫の筆とされる近松門左衛門の聞き書き「虚実皮膜論(きょじつひにくろん)」を収める。
なにわ‐やき【難波焼】
大坂高津近辺から産した陶器。延宝年間(1673〜1681)ごろの開窯で、日用雑器・茶器などを焼いた。高津焼。なんばやき。
なんば【難波】
《「なにわ(難波)」の音変化》大阪市の中央区から浪速区にまたがる地名。道頓堀・千日前などとともに「ミナミ」と称される繁華街をなす。→梅田
なんば‐あるき【難波歩き】
《語源未詳。難波は当て字》右手と右足、左手と左足を同時に前に出す歩き方。江戸時代にはふつうの歩き方であったともいわれる。→難波走り
なんば‐に【難波煮】
魚や野菜などを、ぶつ切りのネギとともに醤油などで煮たもの。大阪の難波がもとネギの産地であったところからの名。
なんば‐ばしり【難波走り】
《語源未詳。難波は当て字》右手と右足、左手と左足を同時に動かして走る、日本古来の走法。→難波歩き