みる‐いろ【海松色/水松色】
1 黒みがかった萌葱(もえぎ)色。木賊(とくさ)色。みる。 2 襲(かさね)の色目の名。表は萌葱、裏は青。また、表は黒萌葱、裏は白。
みれん‐たらし・い【未練たらしい】
[形]「未練がましい」に同じ。「なおも—・くうろつき廻った挙句」〈織田作之助・青春の逆説〉
ムイラ【Mouila】
ガボン中南部の都市。ングニエ州の州都。同地方の商業、交通の中心地。フランス語で「青い湖」を意味する湖、ラックブルーがあることで知られる。
むき‐がんりょう【無機顔料】
無機化合物からなる顔料。ベンガラ・紺青(こんじょう)・鉛丹(えんたん)・朱(しゅ)など。ペイントや絵の具の原料。
むぎ‐うずら【麦鶉】
麦が青々とのびる3〜4月ごろのうずら。繁殖期で、鳴き声が高く、肉は美味。《季 春》
むぎうるるひに【麦熟るる日に】
中野孝次の処女小説。苦学した著者自身の青春時代を題材とする自伝的作品で、3部からなる。昭和53年(1978)刊行。翌年、第7回平林たい子文学賞受賞。
むぎ‐の‐あき【麦の秋】
「麦秋(ばくしゅう)」を訓読みにした語。《季 夏》「青雲と白雲と耀(ひか)り—/草城」
むぎや‐ぶし【麦や節】
富山県五箇山(ごかやま)地方の民謡。能登の輪島あたりの歌が伝わったものという。紋服・袴(はかま)・白だすき姿に菅笠を持った青年の軽快な踊りがつく。
む‐くち【無口】
[名・形動]口数の少ないこと。おしゃべりでないこと。また、そのさまや、その人。寡黙。「—な(の)青年」
むげん‐げき【夢幻劇】
1 夢における人間生活を描いた戯曲。ストリンドベリの「ダマスクスへ」など。 2 夢幻的な世界を題材とし、観客を夢幻の境地に誘い込むような戯曲。メーテルリンクの「青い鳥」など。