うんがい‐そうてん【雲外蒼天】
雨雲の上には青空が広がっている。今ある苦難もやがて去って良いことがあるだろうというたとえ。
うん‐げん【繧繝/暈繝】
同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華(ほうそうげ)などの文様を表す。赤・青・緑・紫などの色を用い、奈良・平安時代の仏画、寺院の装飾や染織な...
うん‐ぱん【雲版】
1 禅宗寺院で、時報の合図などとして打ち鳴らす雲形の板。青銅または鉄板製。鐘板(しょうばん)。打板(ちょうばん)。 2 色紙や絵などを入れる、丸形または方形の額。
えい‐かん【鋭感】
鋭敏な感覚。「さすが画工(えかき)らしい良心と、—とが残っていた」〈谷崎・刺青〉
えいすい‐せき【鋭錐石】
二酸化チタンからなる鉱物。濃青・赤褐色・黒などで、細長く伸びる四角錐状結晶が多い。正方晶系。火成岩や変成岩に含まれる。アナタース。アナテース。
えきたい‐くうき【液体空気】
空気を圧縮または冷却して液化したもの。わずかに青みを帯び、沸点は1気圧下でセ氏零下約190度。放置すると沸点の低い窒素が先に蒸発し、あとに酸素が多くなるため、工業的に窒素と酸素を得るのに利用して...
えきたい‐さんそ【液体酸素】
液化した酸素。工業的には、液体空気から窒素を分留して除き、酸素95パーセント以上になったものをいう。純粋なものは沸点がセ氏零下183度、比重1.13で、微青色。ロケット燃料の酸化剤や液体酸素爆薬...
えき‐ちょう【役丁】
古代、諸国から夫役(ぶやく)で都へ集められた青壮年の男。仕丁(じちょう)。えきてい。
えきふにっき【駅夫日記】
白柳秀湖の中編小説。明治40年(1907)「新小説」誌に発表。東京の目黒駅に勤める青年を主人公とした作品で、大正労働文学の先駆的作品として文学史的にも重要。
エコロジー‐カラー【ecology color】
自然を象徴する色。植物の緑、海や空の青、土や砂のベージュなど。