くら【鞍】
1 人が乗りやすいように牛・馬などの背に置く具。 2 ⇒鞍橋(くらぼね)
くら‐おおい【鞍覆い】
引き馬の鞍橋(くらぼね)の上から鐙(あぶみ)にかけて覆う布帛(ふはく)。
くら‐おき【鞍置き】
「鞍置き馬」の略。「しろがねの鐙(あぶみ)かけたる—」〈宇津保・吹上上〉
くらおき‐うま【鞍置き馬】
鞍を置いた馬。くらうま。くらおき。「—十疋ばかり追ひ入れたり」〈平家・七〉
くらおき‐どころ【鞍置き所】
「鞍下(くらした)1」に同じ。
くら‐かいぐ【鞍皆具】
鞍橋(くらぼね)・鐙(あぶみ)・轡(くつわ)・手綱(たづな)・腹帯(はるび)などの馬具の総称。鞍具。鞍具足。
くら‐かけ【鞍掛(け)/鞍懸(け)】
1 鞍を掛けておく4脚の台。 2 《1を、踏み台としても用いたところから》踏み台。また、腰掛け。 3 「鞍掛け馬」の略。
くらかけ‐あざらし【鞍掛海豹】
アザラシ科の哺乳類。体長約1.8メートル。体は暗褐色で、雄では首・前肢・腹などに鞍形の白い帯がある。オホーツク海・ベーリング海などに分布。
くらかけ‐うま【鞍掛(け)馬】
乗馬のけいこに用いる木馬。
くら‐かさ【鞍笠】
「鞍壺(くらつぼ)1」に同じ。