じょう‐いん【畳韻】
1 韻が同じ漢字2字を重ねること。また、その熟語。「辟易(へきえき)」「艱難(かんなん)」などの類。 2 同じ韻で詩を作ること。
せい‐いん【声韻】
1 こえとひびき。また、こえのひびき。音韻。 2 短歌の上下の句の終わりに同じ字がくること。
せつ‐いん【切韻】
漢字の発音を知る方法の一。漢字2字を用いて1字の音をつづり出すこと。反切。悉曇学(しったんがく)でいう反音にあたる。 [補説]書名別項。→切韻
せついん【切韻】
中国隋代の音韻字書。5巻。陸法言らの著。601年刊。のちの「広韻」「唐韻」のもとになった。
せんそうよいん【戦争余韻】
《原題Undertones of War》英国の詩人ブランデンによる第一次大戦の従軍記。1928年刊。別邦題「大戦微韻」。
そく‐いん【仄韻】
漢字の四声のうち、上声(じょうしょう)・去声(きょしょう)・入声(にっしょう)に属する韻。→平韻(ひょういん)
たいせんびいん【大戦微韻】
《原題Undertones of War》⇒戦争余韻
たん‐いん【探韻】
詩会で、列席者が韻にする字を出し、くじ引きで1字ずつをもらい受け、漢詩を作ること。平安時代、花宴などの際に行われた。
だんりんとっぴゃくいん【談林十百韻】
江戸前期の俳諧集。2冊。田代松意編。延宝3年(1675)刊。松意ら江戸の俳人が西山宗因の発句を巻頭に興行した九吟百韻10巻を収める。談林派俳風を興す契機となった書。
つう‐いん【通韻】
1 江戸時代の学説で、五十音図のうち、同じ段の音が相通じることをいう。「けむり」を「けぶり」、「かなしむ」を「かなしぶ」、「きみ(黍)」を「きび」というなど。→通音(つうおん) 2 漢詩で、近接...