あだ・く【徒く】
[動カ下二]浮気なことをする。うわつく。「うち—・けすきたる人の」〈源・朝顔〉
あだし‐ちぎり【徒し契り】
口先だけのはかない約束。「人はいさ—の言の葉をまこと顔にや待ち更けぬらん」〈風雅・恋二〉
あだ‐やか【婀娜やか】
[形動][文][ナリ](女性の)美しく色っぽいさま。あでやか。「—な笑顔」
あつ‐かわ【厚皮】
[名・形動] 1 皮の厚いこと。また、その皮。 2 《面の皮の厚い意から》厚かましいこと。また、そのさま。恥知らず。厚顔(こうがん)。「平気でこんな事が出来る程—な女ではない」〈小山内・大川端〉
アテトーシス【athetosis】
主に手や顔面に起こる、ゆっくりとしたくねるような不随意運動。脳の線条体の変性が原因。アテトーゼ。
あて‐なし【当て無し】
目当てのないこと。頼るもののないこと。「顔を外向(そむ)けて—に見開き居る眼」〈露伴・いさなとり〉
アトピーせい‐ひふえん【アトピー性皮膚炎】
《atopic dermatitis》アトピー体質の人に生じる湿疹(しっしん)。乳児型は顔や頭に湿潤性の湿疹ができ、かゆい。小児型はひじ・ひざの屈側部に乾燥性の湿疹ができるもの、四肢の伸側部にで...
アトロピン【atropine】
アルカロイドの一。チョウセンアサガオ・ハシリドコロ・ヒヨス・ベラドンナなどの根や葉に含まれる。劇薬。副交感神経の興奮を抑制する作用があり、軽症では口が渇き、脈拍が速くなる。重症では顔が赤くなり、...
あどけ‐な・い
[形][文]あどけな・し[ク]無邪気でかわいい。無心である。「—・い寝顔」 [補説]「あどない」に「け(気)」が加わったものか。 [派生]あどけなげ[形動]あどけなさ[名]
あどを打(う)・つ
相手の話に調子を合わせて受け答えする。あどうつ。「わざと顔をかくし下女に—・たせ、よそながら物語を聞き給ふ」〈浮・御前義経記・八〉