ほう‐び【褒美】
1 ほめて与える金品。褒賞。「—をとらせる」 2 ほめること。褒賞。「あまり及ばぬ風体(ふうてい)のみなれば、又諸人の—欠けたり」〈花伝・五〉
み‐すぼらし・い
[形][文]みすぼら・し[シク]外見が貧弱である。身なりが見苦しい。「—・い建物」「—・い風体」 [補説]「すぼらし」は動詞「窄(すぼ)る」の形容詞化。「身窄らしい」で、身がすぼまるさま、また「...
みらい‐き【未来記】
1 未来に起こることを予言した書。 2 予言。〈和英語林集成〉 3 《藤原定家作と伝える偽書「未来記」によくない風体の和歌の実例があるところから》和歌・連歌で、表現や趣向をこらしすぎて不自然にな...
むしん‐たい【無心体】
和歌・連歌で、機知を主とした、こっけい・卑俗な風体。むしんてい。⇔有心体(うしんたい)。
や‐てい【野体】
やぼな風体。「忍べばこそ供をも連れず、風俗も—にて出(い)でしに」〈浮・一代男・五〉
らくしょろけん【落書露顕】
室町時代の歌論・連歌論書。1巻。今川了俊著。応永19年(1412)ごろ成立か。歌壇における二条派隆盛時にあって、冷泉家当主為尹(ためまさ)を擁護し、和歌・連歌の風体・作法などについて論じた書。
りく‐ぎ【六義】
1 「詩経」における詩の六種の分類。内容上の分類にあたる風・雅・頌(しょう)と、表現上の分類にあたる賦(ふ)・比・興(きょう)。 2 和歌の六種の風体。紀貫之(きのつらゆき)が1を転用して古今集...
ろっぽう‐ぐみ【六方組】
江戸時代、万治・寛文(1658〜1673)のころ、大小を差し、異様の風体で江戸市中を徘徊(はいかい)した侠客団。鉄砲組・笊籬(ざる)組・鶺鴒(せきれい)組・吉屋組・大小神祇組・唐犬組の6団体があった。