ちゅうっ‐ぱら【中っ腹】
[名・形動] 1 怒りを発散できないで、むかむかしていること。また、そのさま。「—になる」「—で、昌造も、思わず突慳貪(つっけんどん)な声を出していた」〈里見弴・安城家の兄弟〉 2 気みじかで威...
ちょうしゅう‐ぶろ【長州風呂】
円筒形の鋳鉄の釜の周囲を、耐火煉瓦(れんが)・コンクリート・漆喰(しっくい)などで固めて据え付けにした風呂。五右衛門風呂ともいう。
ちょう‐ねん【長年】
[名](スル) 1 長い年月。ながねん。 2 ながいき。長寿。長命。「師の—を寿(ことほ)ぐ」 3 少壮の年。成年。「—の今継母に逢へり」〈太平記・一二〉 4 年限を重ねて奉公すること。重年(ち...
ちょきり
[副] 1 はさみなどで物を切る音や、そのさまを表す語。ちょっきり。「—と枝を切る」 2 乱れがなく、しっかりしているさま。しゃっきり。「あたまは—とした本田に結ひ」〈滑・浮世風呂・四〉
ちょっこり
[副] 1 ちょっと。ちょっくら。少しだけ。「風呂敷包み—と、似合はぬ風の旅姿」〈浄・和田合戦〉 2 こぢんまりとまとまっているさま。ちんまり。「何と—と、何処に置いても邪魔にならぬよい女房であ...
つう‐よう【通用】
[名](スル) 1 ある期間・範囲内で、自由に使えること。「全館に—する優待券」「スペイン語の—する国々」 2 広く世間に認められていること。「世界に—する新技術」「その実力ではプロでは—しない...
つけ‐ぢえ【付け知恵】
他人が助言してつけた知恵。入れ知恵。差し知恵。「側(はた)から—がございますから」〈滑・浮世風呂・三〉
つけ‐まつり【付(け)祭(り)】
1 江戸時代、日枝(ひえ)神社・神田明神などの祭礼に、町々からの山車(だし)のほかに余興として引き出す踊り屋台。その上で娘や子供に手踊りなどをさせた。 2 つけ添えて言ったり、おこなったりするこ...
つつみ【包み】
[名] 1 紙や布などで包むこと。また、そのもの。「—をほどく」「小物をまとめて—にする」 2 物を包むのに使う物。風呂敷の類。「よき—、袋などに、衣(きぬ)ども包みて」〈枕・四六〉
[接尾...
つつみ‐もの【包(み)物】
1 風呂敷などで包んだ物。 2 布施(ふせ)・禄(ろく)・贈り物などにするため、金銀や絹布などを包んだもの。「すずろなる布(め)の端をば包みて賜へりしぞ。あやしの—や」〈枕・八四〉