くわ・す【食わす】
[動サ五(四)]「食わせる」に同じ。「何か—・してくれ」「三年も冷や飯を—・された」
[動サ下二]「くわせる」の文語形。
くわず‐いも【食わず芋】
サトイモ科の多年草。暖地に生え、葉は矢じり形で長さ60センチにもなり、葉柄は長く高さ約1メートル。根茎は地表に露出し、有毒。
くわず‐ぎらい【食わず嫌い】
1 食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むこと。また、その人。 2 ある物事の真価を理解しないで、わけもなく嫌うこと。
くわせ‐もの【食わせ物/食わせ者】
1 見かけはよいが、実質はよくない物。偽物。「とんだ—をつかまされた」 2 (食わせ者)表面はさりげなく見せて、実は油断のならない者。「あの男は相当の—だ」
くわ・せる【食わせる】
[動サ下一][文]くは・す[サ下二] 1 物を食べさせる。飲食させる。「腹いっぱい—・せる」 2 扶養する。養う。「この収入では家族を—・せられない」 3 (害を)与える。食らわす。こうむらせる...
くわ◦れる【食われる】
[連語]《動詞「く(食)う」の未然形+受身の助動詞「れる」》勢力負けする。圧倒される。「主役が脇役に—◦れる」「新しく参入した会社に市場を—◦れる」
け【食】
《「笥(け)」と同語源》食物。食事。「—訖(をは)りて散(あか)れむとするに」〈舒明紀〉
け‐ざけ【食酒】
食事のとき酒を飲むこと。また、その酒。「昔より—を呑むものは貧乏の花盛りといふことあり」〈浮・胸算用・五〉
け‐しね【褻稲/食稲】
農家の自家食用の穀物。けせね。きすね。
し【食】
たべもの。食物。「一箪(いったん)の—一瓢(いっぴょう)の飲」