ぜっ‐とう【絶倒】
[名](スル) 1 笑いころげること。「抱腹—」「覚えず—し」〈志賀重昂・日本風景論〉 2 極度の驚きや悲しみなどのために、倒れそうになること。「かやうのことを見せたらば、—すべきぞ」〈中華若木...
そそ‐や
[感]驚きや感動を示すときに発する語。それそれ。そうそう。そりゃ。「—など言ひて、灯とりなほし、格子放ちて」〈源・末摘花〉
そっ‐とう【卒倒】
[名](スル)脳貧血などにより突然意識を失って倒れること。「驚きのあまり—する」
たち‐かぜ【太刀風】
1 刀を振る勢いで起きる風。 2 激しく太刀を振るって戦うありさま。「筑前守の—に驚き、草木もなびき従ひ」〈武家名目抄〉
たち‐すく・む【立ち竦む】
[動マ五(四)] 1 恐ろしさや驚きなどで、立ったまま動けなくなる。「事故現場を目撃して—・む」 2 身動きしないで、立ちつづける。「腰痛きまで—・み給へど」〈源・宿木〉
魂(たましい)を冷(ひ)や・す
非常に驚き恐れる。肝を冷やす。
だあ
[感] 1 驚きあっけにとられたときに発する声。「—となる」 2 歌舞伎の立ち回りなどで殺される者が発する声。また転じて、死ぬ意にも用いる。「こっちが—と言ってしまふと、死人に口なしよ」〈滑・八...
だく‐つ・く
[動カ四]不安や驚きなどのために心臓がどきどきする。動悸(どうき)がする。だくめく。「—・く胸も押し鎮め」〈浄・廿四孝〉
血(ち)が引(ひ)・く
驚きや恐怖などで、顔が青ざめる。ぞっとする。「あまりの恐怖に、顔から—・く」
ちぢみ‐あが・る【縮(み)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すっかりちぢんで小さくなる。「あの霜が来てみたまえ、桑の葉はたちまち—・って」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 驚きや寒さ・恐怖などのため、からだがすくんで身動きできなくなる...