りん‐が【鱗芽】
腋芽(えきが)で、養分を蓄えて多肉質の球状となったもの。オニユリのむかごなど。
りん‐けい【鱗形】
鱗(うろこ)のような形。うろこがた。
りん‐けい【鱗茎】
地下茎の一。節間の短縮した茎に、養分を蓄えた肉厚の鱗片葉が多数重なって、球形や卵形をしているもの。タマネギ・ユリ・チューリップなど。園芸では球根という。
りんけい‐さいるい【鱗茎菜類】
鱗茎を食用とする野菜。タマネギ・ラッキョウ・オニユリなど。
りん‐けいせき【鱗珪石】
二酸化珪素を主成分とする鉱物。石英・クリストバル石と多形をなす。無色か白色で、低温型の単斜晶系と高温型の斜方晶系がある。火山岩中の晶洞などに産する。トリディマイト。鱗石英。
りんし‐るい【鱗翅類】
鱗翅目の昆虫の総称。チョウ・ガの類。全身に毛が密生し、複眼は大きく、らせん状の口器を伸ばし花蜜を吸う。体と二対の大形の翅(はね)は鱗粉に覆われ、華美な色彩をもつものがある。完全変態。幼虫は芋虫や...
りん‐じ【鱗次】
[名・形動タリ]うろこのように並びつづくこと。また、そのさま。「商家—として百物備はらざることなし」〈北越雪譜〉
りん‐じょう【鱗状】
うろこのような形状。
りん‐せきえい【鱗石英】
⇒鱗珪石
りん‐せつ【鱗屑】
表皮の角質が肥厚し、剝離(はくり)したもの。皮膚病にみられる。