けい‐しょう【鶏唱】
にわとりが早暁に時を告げること。鶏鳴。「—に茅店(ぼうてん)の月を抹過し」〈太平記・四〉
けいじゃく‐じ【鶏雀寺】
古代インドのマガダ国にあった寺。アショカ王がパータリプトラ付近に創建。当時の仏教の中心。鶏園寺。鶏頭末寺。鶏寺。
けい‐じん【鶏人】
平安時代、宮中で、時刻を知らせた役人。にわとりびと。
にわとり‐びと【鶏人】
⇒けいじん(鶏人)
けい‐ぜつ【鶏舌】
「鶏舌香」の略。けいぜち。「—纔(わづか)に風力に因りて散ず」〈菅家文草・一〉
けいぜつ‐こう【鶏舌香】
《形が鶏の舌に似ているところから》薫香(くんこう)の名。丁字(ちょうじ)の類。
けい‐そう【鶏窓】
《宋の処宗が書斎の窓に飼っていた鶏が人語を解し、処宗と談論してその学識を助けたという「幽明録」の故事から》書斎の窓。また、書斎。
けいそく‐せん【鶏足山】
《(梵)Kukkuṭapādagiriの訳》古代インドのマガダ国の山。伽耶(がや)城の南東にあり、釈迦(しゃか)の弟子迦葉(かしょう)が入寂したと伝えられる鶏足洞がある。ククタパダ山。狼跡山。尊足山。
けい‐たん【鶏旦】
1 にわとりの鳴く朝。夜明けのこと。 2 元旦。《季 新年》
けい‐とう【鶏痘】
ニワトリやウズラがかかる急性伝染病。ポックスウイルス科アビポックスウイルス属のDNAウイルスによって引き起こされる痘瘡(とうそう)で、皮膚や粘膜にできものが現れる。家畜伝染病予防法で定められた届...