こう‐はつ【黄髪】
1 老人の髪の毛。白髪がさらに黄色味をおびた髪。「種々(しょうしょう)たる—の頭を懶(ものう)げに傾けながら」〈芥川・道祖問答〉 2 老人。
こう‐ばい【黄梅】
黄色く熟した梅の実。 [補説]「おうばい」と読めば別語。
こうばい‐の‐あめ【黄梅の雨】
梅の実が黄色く熟するころに降る雨。梅雨。つゆ。
こう‐ふん【黄吻】
「黄口(こうこう)」に同じ。
こうほ【黄埔】
中国広州市南東、珠江の三角州にある港。黄埔条約が結ばれた地。孫文の設立した国民党軍官学校があった。ホワンプー。
こうほ‐こう【黄浦江】
中国、揚子江の支流。江蘇省南東部を流れ、上海(シャンハイ)を通って呉淞(ウースン)で揚子江に注ぐ。長さ約160キロ。ホアンプーチアン。
こうほ‐じょうやく【黄埔条約】
1844年、広州の黄埔で結ばれた清国とフランスとの修好通商条約。アヘン戦争で敗北した清国が、イギリスとの南京条約に続いて結んだ条約。
こうぼう‐は【黄帽派】
⇒黄教(こうきょう)
こう‐よう【黄葉】
[名](スル)秋になって葉が黄色く変わること。また、その葉。葉緑素を失い、カロテノイドが目立つようになって黄変する。「イチョウ並木が—する」《季 秋》
こうようせきようそんしゃし【黄葉夕陽村舎詩】
江戸後期の漢詩文集。菅茶山著。初編8巻は文化9年(1812)、後編8巻は文政6年(1823)にそれぞれ刊行。遺稿11巻は頼山陽が編集し、天保3年(1832)に刊行。