いち‐もんじ【一文字】
1 一つの文字。一字。 2 「一」の字のように横にまっすぐなこと。真一文字。「口を—に結ぶ」 3 わき目もふらずに物事をすること。「朋子は泥濘(ぬかるみ)の道を—に歩いて行く」〈森田草平・煤煙〉...
いちもんじ‐せせり【一文字挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張3.5センチくらい、黒褐色で白点列がある。幼虫は稲の害虫で、葉を巻いて苞(つと)状の巣をつくるため、葉捲虫(はまくりむし)・稲苞虫(いねつとむし)などとよ...
いちもんじ‐ちょう【一文字蝶】
タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張6センチくらいで、表面は黒色で白色の帯がある。幼虫はウツギ・スイカズラなどの葉を食べる。屋久島以北に分布。
いち‐る【一縷】
1 1本の糸。また、そのように細いもの。「船は—の黒烟を波上に残し」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 ごくわずかであること。ひとすじ。「—の望みを残す」
いってん‐おおめいが【一点大螟蛾】
メイガ科のガ。翅(はね)の開張約2.5センチ。雄の翅は淡褐色で黒点やすじがあり、雌では淡黄白色で黒点が1個ずつある。幼虫は稲の茎に食い入る害虫。晩春から初秋にかけ3回発生するので三化螟蛾(さんか...
イットリウム【yttrium】
希土類元素の一。単体は灰黒色の金属。元素記号Y 原子番号39。原子量88.91。
いと‐おどし【糸威】
鎧(よろい)の威(おどし)の一。糸の平組の緒で札(さね)を綴(つづ)ったもの。糸の色によって、赤糸威・黒糸威などという。糸毛。
いとこどうし【いとこ同志】
《原題、(フランス)Les cousins》フランス映画。1959年公開の白黒作品。シャブロルの監督・脚本による青春映画。田舎育ちの青年と都会育ちの従兄弟(いとこ)を主人公に、青年期の心理を一人...
いなか‐そば【田舎蕎麦】
粗くひいたそば粉でつくった、色が黒く香りの高いそばきり。
いなり‐どりい【稲荷鳥居】
鳥居の形式の一。柱と島木(しまぎ)との間に台輪(だいわ)を入れ、柱下に亀腹(かめばら)をつけたもの。稲荷神社で用い、柱の下部を黒塗り板木で巻いて、他を朱塗りとする。→台輪