えんさい【奄蔡】
古代、中央アジア西部の国。アラル海北辺の遊牧国家で、のち西に移動して黒海北岸に達した。漢代の歴史書に見える。阿蘭(あらん)。
えんさん‐アニリン【塩酸アニリン】
アニリンの塩酸塩。無色板状の結晶。黒色染料アニリンブラックの原料。
えんじ‐いろ【臙脂色】
臙脂で染めた濃い紅色。黒みを帯びた赤色。
えんじ‐ずみ【臙脂墨】
臙脂に墨を混ぜた絵の具。赤黒い色をしている。
エンゼル‐フィッシュ【angelfish】
カワスズメ科の淡水魚。全長約15センチ。体は側扁し、銀白色の地に数本の黒色横帯があり、背びれ・しりびれが長く伸びる。アマゾン水系原産の熱帯魚。
えんとう‐し【鉛糖紙】
酢酸鉛(Ⅱ)を濾紙(ろし)にしみ込ませて乾かしたもの。硫化物に触れると黒変するので、硫黄化合物の検出に使用。
えんび‐ふく【燕尾服】
男子の正式礼服。色は黒で、上着の後ろの裾が長く、先がツバメの尾のように長く割れており、ズボンの側線を黒絹で縁どる。ネクタイは白の蝶(ちょう)結びとする。
えん‐ぴつ【鉛筆】
筆記用具の一。木の軸に、黒鉛の粉末と粘土を混ぜ高熱で焼き固めた芯(しん)を入れたもの。1565年に英国で考案。江戸初期にオランダから幕府に献上され、商品として輸入されたのは明治10年(1877)前後。
エンペラー‐ペンギン【emperor penguin】
ペンギン科の鳥。ペンギン類では最大で、立ち上がると高さ1メートル以上ある。頭・背・尾が黒ないし灰青色、腹が白く、くびの一部が黄色。南極大陸に分布。冬、雄が卵を足の上にのせて2か月間温め続ける。皇...
えんま‐こおろぎ【閻魔蟋蟀】
コオロギの一種。日本産では最大のコオロギで、体長約2.5センチ。体は褐色または黒褐色で、晩夏、雄はコロコロコロリと鳴く。顔面の感じが閻魔王を連想させるのでいう。