とくみ‐どいや【十組問屋】
江戸時代、江戸で組織された各種の荷受け問屋の組合。江戸と大坂間の海上輸送の不正や、遭難による損害を防ぐために、元禄7年(1694)に組織された。当初は綿店・酒店・紙店・塗物店・薬種店など10組で...
とさのすなやま【十三の砂山】
青森県の民謡。五所川原市市浦地区、十三(じゅうさん)の盆踊り歌。江戸中期に北前船の船乗りたちによって伝えられた酒田節が原歌。
とさみなと‐いせき【十三湊遺跡】
青森県五所川原市市浦地区にある中世の港町の遺跡。町並みや館の遺構が確認され、中国・高麗製のものを含む大量の陶磁器などを出土した。
とすじ‐えもん【十筋右衛門】
頭髪のきわめて少ない人をあざけっていう語。三筋右衛門。六筋右衛門。とすじ。「地髪は—と」〈浮・一代女・三〉
とち‐まん【十千万】
非常に多い数。巨万。多く助数詞を伴って用いる。「旅籠は—両でもいいから、もうちっときれいな座敷に」〈滑・続膝栗毛・一一〉
とっ‐ぴゃくいん【十百韻】
俳諧で、一座百韻ごとの連句を十巻(とまき)続けて行うもの。一巻ごとに百韻の式目に従う。→千句
とっ‐ぴゃくまん【十百万】
数えきれないほどたくさんの数。
と‐つか【十握/十拳/十束】
《「つか」は、握った手の、小指から人差し指までの幅》10握りの長さ。10つかみの長さ。
とつ‐がわ【十津川】
奈良県南部を流れる川。上流は山上ケ岳付近に源を発する天(てん)ノ川で、南流して和歌山県に入り熊野川となる。
とつがわ‐ごう【十津川郷】
奈良県、十津川沿岸一帯の地。南朝の遺跡が残る。また、江戸末期、天誅組(てんちゅうぐみ)が戦った地。