ろ‐とう【炉頭】
囲炉裏(いろり)のほとり。いろりばた。炉辺(ろへん)。
ろ‐ばた【炉端/炉辺】
囲炉裏(いろり)のそば。いろりばた。ろべ。ろへん。
いぶり‐がっこ【燻りがっこ】
《「がっこ」は秋田弁で漬け物のこと》木を燃やす煙でいぶして乾かした大根を使うたくあん漬け。秋田県の名産。昔は、いろりの上で、棚に並べたり、天井から吊るしたりして作った。
ろ‐へん【炉辺】
囲炉裏(いろり)のそば。ろばた。
す‐びつ【炭櫃】
いろり。炉。一説に、角(かく)火鉢の意という。「火桶の火、—などに、手の裏うち返しうち返し」〈枕・二八〉
じ‐ろ【地炉】
地上の炉。または床を切って設けた炉。いろり。
せち‐ほだ【節榾】
正月にいろりで燃やす、丸太ほどの太さの薪。
じ‐かろ【地火炉】
泥を塗り固めて作った炉。囲炉裏(いろり)。「一間(ひとま)は昼ゐる所なめり。—など塗りたり」〈今昔・一二・三四〉
じざい‐かぎ【自在鉤】
囲炉裏(いろり)やかまどなどの上につり下げ、それに掛けた鍋(なべ)・釜(かま)・やかんなどと火との距離を自由に調節できるようにした鉤。
こざる‐かぎ【小猿鉤】
いろりの自在鉤の高さを調節するための横木。中木(ちゅうぎ)。