おおえ‐やま【大江山】
京都府北西部、丹波・丹後両地方の境をなす山。標高833メートル。山中に酒呑童子(しゅてんどうじ)が住んだといわれる洞窟(どうくつ)がある。源頼光の鬼退治の地ともされるが、それは京都市西方の老ノ...
ゆ【由】
[音]ユ(呉) ユウ(イウ)(漢) ユイ(慣) [訓]よし よる [学習漢字]3年 〈ユ〉 1 そこから出てくる。通ってくる。「由来/経由」 2 ある事柄の生じたわけ。いわれ。「由縁/来由」 ...
ひむろ【氷室】
謡曲。脇能物。宮増(みやます)作といわれる。朝臣が丹波の氷室山に立ち寄ると、氷室守(もり)の老人が氷を都へ運ばせるいわれを語り、やがて氷室の中から氷室明神が現れ、采女(うねめ)が氷を運ぶのを守護する。
いわれ‐いんねん【謂れ因縁】
いわれと因縁。「いわれ2」を強めた言い方。「石碑の—を探る」
マンゴスチン【mangosteen】
フクギ科の常緑高木。葉は厚く、長楕円形。暗紅色の花を開く。実は熟すと赤紫色になる。外皮は堅く、中に種子を包んだ果肉が4〜8個入っている。果肉は白色で甘く、口の中で溶けるような食味があり、果物の女...
ほうしょう‐りゅう【宝生流】
1 能のシテ方の流派の一。大和猿楽の外山座(とびざ)の流れで、幕末までは宝生座といった。流祖は宝生蓮阿弥といわれるが未詳。 2 能のワキ方の流派の一。徳川家光の命で、春藤(しゅんどう)流の金春権...
めいれき‐の‐たいか【明暦の大火】
明暦3年(1657)正月、江戸本郷の本妙寺から出火、江戸城および江戸市街の大半を焼失した大火事。施餓鬼(せがき)に焼いた振袖が火元といわれる。死者10万余、焼失町数800町といわれ、本所回向院(...
はくびょう‐が【白描画】
白描の技法で描いた絵。覚猷作といわれる鳥獣戯画など。中国では古く白画といわれた。
は‐てんこう【破天荒】
[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。前代未聞。未曽有(みぞう)。「—の試み」「—な大事業」 [補説]「天荒」は未開の荒れ地の意。唐の時代、官吏登用試験の合格者が...
なつそ‐びく【夏麻引く】
[枕] 1 夏麻を畑の畝から引く、麻を績(う)むなどの意から、「う」「うな」に掛かるといわれる。「—宇奈比(うなひ)をさして飛ぶ鳥の」〈万・三三八一〉 2 麻の糸(い)の意から、「命(いのち)」...