きょう【驕】
[音]キョウ(ケウ)(呉)(漢) [訓]おごる おごり おごり高ぶる。「驕傲(きょうごう)・驕恣(きょうし)・驕奢(きょうしゃ)・驕慢」
ごう【傲】
[常用漢字] [音]ゴウ(ガウ)(呉)(漢) [訓]おごる おごり おごりたかぶる。「傲岸・傲然・傲慢/倨傲(きょごう)・驕傲(きょうごう)」
しゃ【奢】
[音]シャ(呉)(漢) [訓]おごる おごり ぜいたくをする。おごり。「奢侈(しゃし)/華奢(かしゃ)・驕奢・豪奢」
あいな‐だのみ【あいな頼み】
あてにならない頼み事。「過ぎにし方のやうなる—の心おごりをだに」〈更級〉 [補説]一説に、分に過ぎた期待の意とも。
ろっ‐く【六垢】
仏語。煩悩から生じ、心をけがす六種の働き。悩(なやみ)・害(そこない)・恨(うらみ)・諂(へつらい)・誑(たぶらかし)・憍(おごり)。
きょう‐きょう【驕矜】
[名](スル)おごりたかぶること。「かくの如き説は、自ら—するの甚しきものといふべし」〈中村訳・自由之理〉
きょう‐き【驕気】
おごり高ぶった気持ち。
きょう‐し【驕恣/驕肆】
[名・形動]おごりたかぶって、ほしいままに振る舞うこと。また、そのさま。「太子の寵を頼んで—であることまでが」〈中島敦・李陵〉
きょう‐ごう【驕傲】
[名・形動]おごりたかぶること。また、そのさま。「先次第で—になったり柔和になったり」〈福沢・福翁自伝〉
きょう‐じ【驕児】
1 わがままな子供。だだっこ。 2 おごりたかぶった、わがままな人。「一代の—を気取っても」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉