か‐げつ【花月】
1 花と月。 2 風流な遊び。 3 ⇒フチベニベンケイ [補説]曲名別項。→花月
かげつ【花月】
謡曲。四番目物。旅僧が清水(きよみず)寺で、花月という喝食(かっしき)になっているわが子に再会、花月は曲舞(くせまい)・羯鼓(かっこ)などの芸尽くしを見せる。
か‐げつ【佳月】
よい月。明月(めいげつ)。「玲瓏(れいろう)たる—」
か‐げつ【嘉月】
陰暦3月の異称。
か‐げつ【箇月/個月】
[接尾]助数詞。月数を数えるのに用いる。「数—」「三—間(かん)」 [補説]「カ月」「ヶ月」などとも書く。
かげつしんし【花月新誌】
文芸雑誌。明治10年(1877)1月、朝野(ちょうや)新聞社社長の成島柳北により創刊。成島自身が編集を担当し、朝野新聞社内花月社が発行。漢詩文、和歌を多く掲載。明治17年(1884)、通巻155...
かげつそうし【花月双紙】
江戸後期の随筆。6巻。松平定信著。文政元年(1818)に成立。社会・人生・自然に対する感想などを記した軽妙な雅文156編を収める。
かげつ‐まき【花月巻(き)】
洋式束髪の一。髻(もとどり)を低くとってひねり上げ、まげをひさしのように前に出した髪形。明治20年代、東京新橋の料理屋「花月」の女主人が始めたといわれる。→束髪(そくはつ)