甘(あま)く◦見(み)る
物事をたいしたことがないと、軽く見なす。なめる。「新人だからといって—◦見ると痛い目に合うぞ」
わけ【訳】
《「分け」と同語源》 1 物事の道理。すじみち。「—のわからない人」「—を説明する」 2 言葉などの表す内容、意味。「言うことの—がわからない」 3 理由。事情。いきさつ。「これには深い—がある...
下戸(げこ)の建(た)てたる倉(くら)も無(な)し
酒に金を使わないからといって、財産家になったという話も聞かない。ほどほどに酒を飲んで楽しんだほうがよい。
さら‐ば【然らば】
[接] 1 それならば。それでは。「求めよ、—与えられん」「—、この折の後見なかめるを、添臥(そひぶし)にも」〈源・桐壺〉 2 (あとに打消しの語を伴って)それだからといって。しかし。「法皇—...
から‐とて
[連語]《接続助詞「から」+接続助詞「とて」》「からといって」に同じ。「難しい—投げ出すわけにはいかない」 [補説]日常の話し言葉では、多く「からって」となる。
じゃと‐いうて
[接]《助動詞「じゃ」+助詞「と」+動詞「いう」のウ音便形+助詞「て」から》ある事柄を認めたうえで、それが通らないことを述べるときに用いる。だからといって。ではあるが。「苦々しいことぢゃ。—行か...
かと‐いって【かと言って】
[連語]あることを言ったあとで、そのことから予想される反対の事柄、または付加的な事柄を打ち消す場合に接続詞的に用いる。そうかといって。そうだからといって。「嫌っているようすはないが、—好意を抱い...
さり‐とて【然りとて】
[接]そうだからといって。そうかといって。「悪くはない。—感心するほどの出来映えでもない」
しゅう【主】
《「しゅ」の音変化》主人。主君。「—の気に入らぬからといって」〈鴎外・阿部一族〉 [補説]江戸時代以前の表記は「しう」がほとんど。
指(ゆび)汚(きたな)しとて切(き)られもせず
指が汚いからといって、切るわけにはいかない。肉親の者はどんな悪人でも、簡単に捨てられないというたとえ。