きぬ‐くばり【衣配り】
年末に、正月の晴れ着用として、一門の人々や使用人などに衣服を与えた行事。《季 冬》「この二十一日に例年の—とて、一門中、下人ども、かれこれ集めて」〈浮・胸算用・四〉
ま‐ぬ・く【間抜く】
[動カ四]間のものを抜き取る。「かれこれ—・きゆくほどに」〈徒然・一三七〉
こ‐はんとし【小半年】
1 半年の半分。1年の4分の1。3か月。こはんねん。 2 半年近く。かれこれ半年。こはんねん。「—ぶりに会う」
こ‐はんにち【小半日】
半日近く。かれこれ半日。
こ‐はんじかん【小半時間】
かれこれ半時間。約30分。「—待たされる」
しゃ‐べつ【差別】
1 「さべつ(差別)」に同じ。「世のために益あることは躊躇(たゆた)うことなく為し、絶えて彼此(かれこれ)の—なし」〈樗牛・滝口入道〉 2 仏語。万物の本体が一如平等であるのに対し、その万物に高...
子細(しさい)に及(およ)ば◦ず
かれこれと事情を申し立てるまでもない。「事ここに至っては、もはや—◦ず」
すでに‐して【既にして】
[接]そうこうしているうちに。かれこれする間に。やがて。「—三人は立ちあがりぬ」〈鴎外訳・即興詩人〉
ひと‐しれ◦ず【人知れず】
[連語] 1 人に気づかれない。「—◦ず悩む」「—◦ぬ苦労」 2 だれも思い及ばないほどひどい。「—◦ずかれこれ恥をさらし候ふも」〈平家・一〇〉
たてよこ‐ざた【縦横沙汰】
かれこれの評判。いろいろの取り沙汰。「—を聞きふれて」〈浄・淀鯉〉