あんだ‐べんけい【あんだ弁慶】
《「なみだ弁慶」の音変化とも「弁慶が何だ」の意ともいう》 1 強がり。負けず嫌い。「日本の—、すっすっすと小頭(こつぶり)振って勇みける」〈浄・国性爺後日〉 2 (感動詞的に用いて)なにくそ。負...
ちりけ‐もと【身柱元】
えりくびのあたり。くびすじ。「氷でも当てられたように、—からゾッとなる」〈風葉・涼炎〉
踵(くびす)を返(かえ)・す
引き返す。くびすを回(めぐ)らす。きびすを返す。
踵(くびす)を接(せっ)・する
《「戦国策」秦策から》 1 前後の人のかかとが接するほど、次から次へと人が続く。くびすをつぐ。きびすを接する。 2 物事が続けざまに起こる。「珍事、続々として—・せしかば」〈田口・日本開化小史〉
きびす【踵】
1 かかと。くびす。 2 履物の、かかとにあたる部分。「沓(くつ)の—を、刀にて切りたるやうに」〈宇治拾遺・二〉
くびっ‐たま【首っ玉/頸っ玉】
《「くびたま」の促音添加》くび。くびすじ。「—にかじりつく」
踵(くびす)を接(つ)・ぐ
「踵(くびす)を接する」に同じ。「見物の貴賤千里の浜まで—・ぎ」〈保元・上〉
くび‐ねっこ【首根っ子/頸根っ子】
首の後ろの部分。また、首の根元。くびすじ。くびね。
せっ‐しょう【接踵】
《踵(くびす)を接する意から》 1 人々が絶え間なく往来すること。 2 物事が引き続いて起こること。
しょう‐こつ【踵骨】
足根骨の中で最も大きい、不正四角形の骨。かかとの突出はこの骨の隆起による。くびすの骨。跟骨(こんこつ)。