こうもり
《原題、(ドイツ)Die Fledermaus》ヨハン=シュトラウス2世のオペレッタ。全3幕。1874年作曲。「こうもり博士」とよばれる男が一芝居打って友人に仕返しを目論む喜劇。
こうもり【蝙蝠】
《「かわほり」の音変化》 1 翼手目の哺乳類の総称。前あしおよびその指が著しく発達し、これらと胴・後あし・尾との間にうすい飛膜が張って翼を形成する。視覚は鈍いが、声帯から超音波を発して、その反響...
こうもり‐かずら【蝙蝠葛】
ツヅラフジ科の蔓性(つるせい)の落葉多年草。山地に自生。葉は三角から七角の盾(たて)形で、コウモリの翼を広げた形に似る。雌雄異株。夏、淡黄色の小花をつける。
こうもり‐が【蝙蝠蛾】
1 コウモリガ科の昆虫。翅(はね)は褐色で、前翅には淡色の帯と黄褐色の三角形の紋がある。夏の夕方、活発に飛ぶ。幼虫はクサギ・キリなどの樹幹に食い入る。《季 夏》 2 鱗翅(りんし)目コウモリガ科...
こうもり‐がさ【蝙蝠傘】
《広げた形がコウモリの翼の形に似ているところから》金属製の骨に布などを張った傘。洋傘。こうもり。
こうもり‐そう【蝙蝠草】
キク科の多年草。高さ60〜90センチ。葉は三角状ほこ形で、三つに裂け、翼を広げたコウモリを思わせる。9、10月ごろ、淡紫色の小さな頭状花を多数つける。
こうもりのごとく【蝙蝠の如く】
有島生馬の小説。明治44年(1911)11月から大正元年(1912)12月にかけて雑誌「白樺」に連載。大正2年(1913)刊行。画家、増井清次郎をモデルとした作品。
こうもり‐の‐つばさ【蝙蝠の翼】
⇒レーダーチャート
こうもり‐ばおり【蝙蝠羽織】
《袖を広げた形がコウモリに似ているところから》身丈よりも袖丈の長い羽織。江戸時代、武士や町人が用いたもの。かわほりばおり。
こうもり‐ばんてん【蝙蝠半纏】
丈のきわめて短い半纏。江戸時代、文政・天保(1818〜1844)のころから、旅商人などが用いた。多くは木綿製。