あり‐ける【有りける/在りける】
[連語]《動詞「あり」の連用形+過去の助動詞「けり」の連体形。連体詞的に用いる》さっきの。例の。「—女童なむ、この歌を詠める」〈土佐〉
もや‐くや
[副](スル) 1 むしゃくしゃするさま。「さまざまの妄想が、狭い胸の中で、— —煮えくり返る」〈左千夫・隣の嫁〉 2 ごたごたするさま。「何か—する中へ、ちょっとお邪魔と出かけたが」〈伎・御...
さい‐ぜん【最前】
1 いちばん先。いちばん前。「—の席」 2 さきほど。さっき。副詞的にも用いる。「—から雨が降りだした」「—電話した者ですが」
さきに‐から【先にから】
[副]先ほどから。さっきから。「—爰(ここ)な人は参りか下向か」〈浄・油地獄・上〉
さき‐がた【先方】
ちょっと前の時。さっき。先ほど。「—顔を覚えた客」〈緑雨・油地獄〉
さく‐き【昨季】
《「さっき」とも》今年と同じような去年の時季。去年の今頃。昨シーズン。「—はインフルエンザが流行した」「—の欧州チャンピオン」
剣突(けんつく)を食(く)わ・せる
荒々しくしかりつける。とげとげしく拒否する。「さっき僕に—・せた芸者はねえさん株と見えて」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
さく‐き【昨期】
《「さっき」とも》この前の期間。「観光客の数が—の数字を割り込む」→今期
コクサッキー‐ウイルス【Coxsackie virus】
米国のニューヨーク州コクサッキーで最初に分離された球状のウイルス。主に子供が感染し、風邪の症状にはじまり、髄膜炎や筋炎を起こす。
きわめ【極め】
1 刀剣・書画・骨董(こっとう)などの価値をみきわめること。鑑定。目利き。また、その鑑定書。「—をつける」 2 推し進めた最後のところ。極限。果て。きわみ。「運の—ぞ無念なる」〈謡・熊坂〉 3 ...