つい‐しか【終しか】
[副]いまだかつて。ついぞ。たえて。「—お出入り申さねば、どなた様がどなたやら」〈浄・女腹切〉
あの‐かた【彼の方】
[代]三人称の人代名詞。話し手・聞き手から離れた場所にいる人を敬っていう。「—はどなたですか」
ほく‐ほく
[副](スル) 1 うれしさを隠しきれないさま。「商売繁盛で—している」 2 焼いたりふかしたりした栗・芋などの、あたたかくて、やわらかいさま。ぽくぽく。ほっくり。「—した焼き芋」 3 ゆっくり...
か【何】
[音]カ(漢) [訓]なに なん いずれ なんぞ [学習漢字]2年 〈カ〉物事を問いただす疑問詞。「幾何・誰何(すいか)・無何有(むかう)」 〈なに〉「何事・何分・何者・何故」 〈なん〉「...
えて‐は【得ては】
[副]《副詞「えて」+係助詞「は」から》ともすると、えてして。「どなたも御用心なさりませ、—心のおもやとらるる」〈松翁道話・三〉
くに‐そだち【国育ち】
地方で育ったこと。また、その人。田舎育ち。「姿なら面体なら、京のどなたの奥様にも、誰が否とはいなば山、—とは思はれず」〈浄・堀川波鼓〉
ぎもん‐だいめいし【疑問代名詞】
インド‐ヨーロッパ語の文法で、疑問の意を含む代名詞。英語のwho, what, whichなど。日本語では、不定称の代名詞の「なに」「どこ」「どれ」「だれ」「どなた」などをいうことがある。
ごく‐ずい【極髄】
1 物の中心となる部分。物事の主要部分。 2 この上なくはなはだしいこと。至極。ごく。「—の馬鹿大門でどなた様」〈柳多留・一二九〉
へい‐かい【平懐】
[名・形動ナリ]《「へいがい」とも》 1 ふだん思っていること。また、それを述べること。「姑—の事ならば、詞にあどうがたりの字を取りて書くべしとおぼえず」〈後撰集正義・一八〉 2 礼儀作法を守ら...
なら
[副助]《断定の助動詞「なり」の未然形から》体言に付く。話題となるものを取り上げて示す。…について言えば。「母—間もなく帰ると思います」 [並助]《近世語》いくつかの事柄を並列して言うのに用...