うずら‐の‐とこ【鶉の床】
ウズラの臥(ふ)す所。野宿すること、また、むさくるしい寝所のたとえ。「風はらふ—は夜寒にて月影さびし深草の里」〈新千載・秋上〉
ろう‐たく【陋宅】
1 狭くむさくるしい家。 2 自分の家をへりくだっていう語。拙宅。
むさ・い
[形][文]むさ・し[ク] 1 きたならしい。むさくるしい。「髪の毛が伸び過ぎて—・い」 2 欲・意地が強く卑しい。下品だ。「心せばく、意地—・けれど」〈甲陽軍鑑・一三〉
むさ‐むさ
[副] 1 きたならしいさま。むさくるしいさま。「身を—ともつぞ。湯を浴びつなどもせぬぞ」〈蒙求抄・三〉 2 ごちゃごちゃしているさま。「具足多く、—と俗なる連歌が付けにくきなり」〈九州問答〉 ...
むさ‐くろし・い
[形][文]むさくろ・し[シク]「むさくるしい」に同じ。「旅に汚れてはいるものの行者ほど—・くはなかった」〈中勘助・鳥の物語〉
やぶれ‐や【破れ屋/破れ家】
こわれいたんだ家。また、むさくるしい家。あばらや。はおく。
ろう‐こう【陋巷】
狭くむさくるしい町。
ろう‐がわ・し【乱がはし】
[形シク]《「らう」は「乱」の字音「らん」の「ん」を「う」と表記してできたもの》 1 乱雑である。むさくるしい。「前栽(せざい)を—・しく焼きためるかな」〈かげろふ・下〉 2 騒がしい。騒々しい...
じじ‐むさ・い【爺むさい】
[形][文]ぢぢむさ・し[ク] 1 男性の服装・顔つき・態度などが、年寄りじみてみえる。じじくさい。「—・い身なり」「—・い意見」 2 人の外見などが汚らしく見える。むさくるしい。「しかし、おれ...