万事(ばんじ)休(きゅう)す
《「宋史」荊南高氏世家から》もはや施す手段がなく、万策尽きる。もはやおしまいで、何をしてもだめだという場合に使う。 [補説]「万事窮す」と書くのは誤り。
あらかん【阿羅漢】
《(梵)arhatの音写。応供(おうぐ)と訳す。尊敬を受けるに値する人の意》 1 仏のこと。仏の十号の一。 2 小乗仏教の最高の悟りに達した聖者。もはや学ぶことがないという意味で、無学ともいう。羅漢。
れきし‐てき【歴史的】
[形動] 1 過去にその事実が存在するさま。歴史に関するさま。史的。「—な考証を加える」「—な観点から見る」 2 遠い過去から続いているさま。また、すでに過去のものであるさま。「もはや—な存在で...
さと‐がよい【里通ひ】
1 「里帰り1」に同じ。「昨日の昼—を致すとて」〈仮・竹斎・下〉 2 遊里へ通うこと。くるわがよい。「もはや—も今日切りと」〈浮・禁短気・一〉
時間(じかん)の問題(もんだい)
すでに見通しがついていて、近いうちにそうなること。「解決はもはや—だ」
さい【最】
[音]サイ(呉)(漢) [訓]もっとも も [学習漢字]4年 〈サイ〉もっとも。いちばん。「最悪・最近・最高・最終・最初・最大・最適・最良」
〈も〉「最中(もなか)・最早(もはや)・最寄(も...
しつ‐ろ【失路】
進路を失うこと。失意におちいること。「もはや拓落(たくらく)—の人となった」〈藤村・家〉
子細(しさい)に及(およ)ば◦ず
かれこれと事情を申し立てるまでもない。「事ここに至っては、もはや—◦ず」
じゅつ【術】
1 人が身につける特別の技。技術。「剣の—」 2 手段。方法。てだて。すべ。「もはや施す—もなし」 3 策略。計略。はかりごと。たくらみ。「—をめぐらす」 4 人知をこえた不思議なわざ。忍術・魔...
琴(こと)の緒(お)絶(た)・ゆ
《中国の春秋時代、琴の名人伯牙(はくが)が、友人の鍾子期(しょうしき)が死んだとき、もはや自分の琴を理解する者がいないと言って琴の緒を絶ち、生涯琴を弾かなかったという「呂氏春秋」本味の故事から》...