あげ‐ち【上知/上地】
江戸時代、幕府や藩が知行(ちぎょう)地を没収すること。また、その土地。あがり地。じょうち。
あげち‐れい【上知令】
天保の改革の法令の一。江戸・大坂の近隣にある大名・旗本の領地を返上させて幕領に編入し、代地を与えようとしたもの。多くの反対を受け、実施されないまま撤回された。
じょう‐ち【上地】
1 よい土地。 2 (「上知」とも書く)「あげち」に同じ。
じょう‐ち【上知/上智】
1 すぐれた知恵。また、すぐれた知恵をもつ人。⇔下愚(かぐ)。 2 《(ギリシャ)sophiā》真の知恵。キリスト教では神をおそれることをもって真の知恵とする。
上知(じょうち)と下愚(かぐ)とは移(うつ)らず
《「論語」陽貨から》最上の知者は悪い境遇にあっても堕落せず、最下の愚者は、どんなによい境遇にあっても向上しない。