じん‐ぶん【人文】
1 人類の文化・文明。じんもん。「吾輩は—の為にこの時機の一日も早く来たらん事を切望するのである」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 人に関する事柄。また、人倫の秩序。
じん‐もん【人文】
⇒じんぶん(人文)
じんぶん‐か【人文科】
歴史・言語・文学・哲学などの人文科学を研究・教授する学科の総称。
じんぶん‐かがく【人文科学】
政治・経済・社会・歴史・文芸・言語など、人類の文化全般に関する学問の総称。狭義には、自然科学・社会科学に対して、歴史・哲学・言語などに関する学問をいう。文化科学。じんもんかがく。
じんぶん‐しゅぎ【人文主義】
ギリシャ・ローマの古典研究によって普遍的教養を身につけるとともに、教会の権威や神中心の中世的世界観のような非人間的重圧から人間を解放し、人間性の再興をめざした精神運動。また、その立場。ルネサンス...
じんぶん‐しんわ【人文神話】
社会集団生活が産出・経験した種々の人間的、文化的な事象を、神・英雄・動物などによって与えられたものとして説明する神話。→自然神話
じんぶん‐ちりがく【人文地理学】
地理学の一部門。人間およびその文化・社会・経済などを対象として、その地理的分布、地域的な特色、地域間や環境との関係などを研究する学問。→自然地理学
ひと‐もじ【人文字】
多くの人が並んで文字の形や図柄を作ること。また、その文字や図柄。