あく‐さく【齷齪/偓促】
[副](スル)「あくせく(齷齪)」に同じ。「蓋(けだ)し彼れ本より—斗筲(とそう)の才にして」〈東海散士・佳人之奇遇〉
い‐い【依違】
[名](スル)あいまいな態度をとること。「政府—して答えず」〈東海散士・佳人之奇遇〉
いん‐けつ【引決/引訣】
[名](スル)責任を負って自殺すること。「美人尚能(よ)く生を棄て—す」〈東海散士・佳人之奇遇〉
う‐じゅ【迂儒】
書物のことしか知らず、世事に疎い学者。「—諸生の空論、一二外人の邪説を聴き」〈東海散士・佳人之奇遇〉
うん‐ちく【蘊蓄/薀蓄】
[名](スル)《「蘊」「薀」とも、たくわえる意》 1 蓄えた深い学問や知識。「東西の古典に—が深い」 2 物を積み、蓄えておくこと。「以て余力を—すべし」〈東海散士・佳人之奇遇〉
えん‐いん【援引】
[名](スル) 1 他の文献などを引用して自説の証拠とすること。「古今の書を—して自説を裏づける」 2 引き寄せること。味方にすること。「互に—、人の為に官を設け吏のために職を択(えら)び」〈東...
えん‐どく【怨毒】
ひどくうらみ憎むこと。「—を買う」〈東海散士・佳人之奇遇〉
えん‐ゆう【遠猷】
遠い将来まで考えたはかりごと。遠謀。「深謀—の才智に乏しく」〈東海散士・佳人之奇遇〉
おう‐うつ【蓊鬱】
[ト・タル][文][形動タリ]草木が盛んに茂るさま。「既にして松林の—たるを見る」〈東海散士・佳人之奇遇〉
おう‐か【殃禍】
わざわい。災難。「豈(あに)水火を恐れ、—を憚(はばか)らんや」〈東海散士・佳人之奇遇〉