あらぬ‐よ【有らぬ世】
[連語]この世と全く違った世界。別世界。また、死後や過去の世界。「—の心ちして」〈右京大夫集・詞書〉
いっこ‐てん【一壺天】
《後漢の費長房が薬売りの老翁とともに壺(つぼ)の中に入って別世界の楽しみを得たという「後漢書」方術伝の故事から》一つの小天地。別天地。別世界。
壺中(こちゅう)の天地(てんち)
《後漢の費長房が、市中に薬を売る老人が売り終わると壺の中に入るのを見て一緒に入れてもらったところ、りっぱな建物があり、美酒・佳肴(かこう)が並んでいたので、ともに飲んで出てきたという、「後漢書」...
す・む【住む/棲む/栖む】
[動マ五(四)] 1 家や場所をきめて、常にそこで生活する。居住する。「空気のよい所に—・みたい」「—・む家もない」 2 ある領域に身を置く。生きている。「我々とは別世界に—・んでいる人」 3 ...
せき‐ばく【寂寞】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。「人居を遠く離れた—たる別世界にも」〈柳田・山の人生〉 2 心が満たされずにもの寂しいさま。じゃくまく。「斯ういう—たる...
とうげん‐きょう【桃源郷】
《陶淵明「桃花源記」に描かれている桃林に囲まれた平和で豊かな別天地から》俗界を離れた別世界。仙境。理想郷。
べっせかいつうしん【別世界通信】
荒俣宏の著作。昭和52年(1977)刊。トールキン、ウェルズなど、英米の主要なファンタジー文学を紹介。平成14年(2002)には大幅な増補改訂を行った「新編別世界通信」を出版。
べっ‐てんち【別天地】
現実とは全くようすの違った場所。俗世間から離れた理想的な世界。別世界。「—を求めて移住する」
べつ‐けんこん【別乾坤】
普通とは違った世界。別世界。別天地。
ミオよわたしのミオ【ミオよ、わたしのミオ】
《(スウェーデン)Mio, min Mio》スウェーデンの女性作家、リンドグレーンによる児童文学作品。いじめられっ子の少年ボッセが別世界に迷い込み、魔法の国の王子ミオとなって悪い騎士と戦うファン...