あな‐ばん【穴番】
歌舞伎劇場の舞台下にいて、回り舞台やせり出しなどの仕事をする人。奈落番(ならくばん)。
エア‐キャスター【air caster】
下面から圧縮空気を吹き出させる装置をもつ荷台。荷台下面と床面の間に空気の膜をつくることで摩擦(まさつ)を減らし、小さな力でも重量物を動かせる。
かげ‐うた【陰唄】
歌舞伎で、幕開きのときや役者が出入りするときなどに、舞台下手の黒御簾(くろみす)の内で三味線に合わせてうたう歌。下座唄(げざうた)。
けこみ‐いし【蹴込み石】
家の土台下の猫石と猫石との間をふさぐために、あとから差し込む石。打ち込み石。→猫石
げざ‐おんがく【下座音楽】
歌舞伎の効果音楽。唄・合方(あいかた)・鳴り物に大別され、三味線・笛・太鼓などを用い、舞台下手の黒御簾(くろみす)の中で演奏する。幕の開閉、人物の出入り、せりふその他の舞台演技の効果を上げるため...
みん‐おく【民屋】
一般の人々の住む家屋。民家。「台下多少の—あり、官舎あり」〈独歩・愛弟通信〉
めだか‐けんぶつ【目高見物】
江戸時代の劇場で、舞台下手奥に設けられた最下等の席から見物すること。また、その見物客。
らかん‐だい【羅漢台】
江戸時代の劇場の観客席の一。舞台下手奥に設けられた下等の桟敷席で、並んだ客が五百羅漢像のように見えるところからいう。