吾(あれ)にも非(あら)◦ず
われを忘れて、呆然としているさま。
いま‐うらしま【今浦島】
(浦島太郎の物語のように)長年の間離れていたところに戻って、あまりの変わり方に呆然(ぼうぜん)とすること。また、その人。
たち‐つく・す【立(ち)尽(く)す】
[動サ五(四)]感激したり呆然となったりして、いつまでもじっと立っている。「なすすべもなくその場に—・す」
ちょ‐りつ【佇立】
[名](スル)たたずむこと。ちょりゅう。「呆然と—して」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
とおり‐こ・す【通り越す】
[動サ五(四)] 1 ある地点を通り過ぎて先へ行く。通り過ぎる。「家の前を—・す」 2 ある程度や限度を越える。「怒りを—・して呆然としている」
とほん
[副]《「とぼん」とも》気ぬけしているさま。呆然(ぼうぜん)。ぼんやり。「—として居た小女(こおんな)の喜野が立とうとする」〈鏡花・歌行灯〉
毒気(どくけ)に当(あ)て◦られる
非常識な、また、予想外な相手の行動や話に呆然(ぼうぜん)とする。「まくしたてられて、すっかり—◦られる」
毒気(どくけ)を抜(ぬ)か◦れる
びっくりさせられて呆然(ぼうぜん)となる。ど肝を抜かれる。「—◦れて声も出ない」
ほう【呆】
[音]ホウ(ハウ)(漢) ボウ(バウ)(慣) [訓]あきれる 〈ホウ〉愚か。ばか。「阿呆(あほう)・痴呆」 〈ボウ〉ぼんやりするさま。「呆然」 [難読]呆気(あっけ)
ぼう‐ぜん【惘然】
[ト・タル][文][形動タリ]「呆然(ぼうぜん)」に同じ。「頓には其の—たるより覚むるを得ざるなりき」〈紅葉・金色夜叉〉