あき‐ない【商い】
1 売り買いすること。商売。「小口の—」 2 売り上げ。「—が少ない」
うす‐あきない【薄商い】
1 売り上げや利潤の少ない商売。「子供相手の—」 2 取引で、出来高が非常に少ないこと。薄取引。⇔大商い。
えど‐あきない【江戸商ひ】
上方の商人が江戸に支店などを出して商売すること。江戸の人々を相手にする商売。「天下泰平、国土万人—を心がけ、その道々の棚出して」〈浮・胸算用・五〉
おお‐あきない【大商い】
1 手広い商売。また、取引額の大きい商売。「この年一番の—」⇔小商い。 2 取引で、売買高(出来高)が大きいこと。⇔薄商い。
かけ‐あきない【掛(け)商い】
掛け売りでする商売。⇔現金商い。
かよい‐あきない【通ひ商ひ】
行商。また、行商人。「この二十年ばかりも江州に—」〈浮・織留・一〉
きゃしゃ‐あきない【花車商ひ】
趣味的な道具や装飾品などの、ぜいたく品を扱う商売。また、その店。「鮫(さめ)(=刀ノ柄(つか)ノ装飾)・書物・香具・絹布、かやうの—は」〈浮・永代蔵・六〉
クロス‐あきない【クロス商い】
《cross-trade》⇒クロス取引
げんきん‐あきない【現金商い】
現金で商品の売買をすること。⇔掛け商い。
こ‐あきない【小商い】
わずかな資金で行う商売。「—で身を立てる」⇔大商い。