こ‐たい【固体】
物質が示す三つの状態の一。一般的には、一定の形と体積とを保ち、外から加えられる力に抵抗する性質をもっている物体。→液体 →気体
こたい‐イオニクス【固体イオニクス】
《「固体イオニックス」とも》固体中のイオンの振る舞いについて研究する学問分野。具体的には超イオン伝導体をはじめとする固体電解質を利用した高性能の蓄電池や燃料電池などの研究開発が挙げられる。
こたい‐エレクトロニクス【固体エレクトロニクス】
半導体・集積回路など固体電子装置の利用に関する電子工学。
こたい‐けんしゅつき【固体検出器】
⇒半導体検出器
こたいこうぶんしがた‐ねんりょうでんち【固体高分子型燃料電池】
高分子のイオン交換膜を固体電解質として用いる燃料電池。約60〜100度という低温で作動するため、速やかな起動・停止が可能。小型軽量化に向く。PEFC(polymer electrolyte fu...
こたいさんかぶつがた‐ねんりょうでんち【固体酸化物形燃料電池】
酸化物セラミックスなどの固体電解質を用いる燃料電池。電解質を正極・負極で挟みこみ、積層化したものを使用する。高温で動作し、発電効率が高い。また、電解質が固体であるため、管理が容易になるという利点...
こたい‐すいしんざい【固体推進剤】
固体燃料と酸化剤からなるロケットの推進剤。燃料として合成ゴムとアルミニウム粉末、酸化剤として過マンガン酸カリウムや過塩素酸アンモニウムという組み合わせが使われる。固体推進薬。→液体推進剤
こたいすいしん‐やく【固体推進薬】
⇒固体推進剤
こたい‐でんかいしつ【固体電解質】
固体状態のまま、外部から電場をかけることで容易にイオンを移動させることができる物質のこと。酸化物を添加した安定化ジルコニアなどが知られ、燃料電池や酸素の検出器などに利用される。
こたい‐でんち【固体電池】
固体電解質を用いる電池の総称。電解液を用いる乾電池のように液漏れが起きず、高い体積エネルギー密度が得られるため、電気自動車やハイブリッドカーの蓄電池への実用化が進められている。全固体電池。