アイノラ【Ainola】
フィンランド南部の町ヤルベンパーにある、作曲家シベリウスの邸宅および地所。名称は妻アイノにちなむ。シベリウスが後半生を過ごし、彼の死後も家族が暮らした。1974年より博物館として公開。
あげ‐しょうもん【上証文】
江戸時代、裁判で原告・被告双方が判決に服する旨を書いて提出した書面。請証文(うけしょうもん)に比べて詳しく記され、地所出入り・水論など重要な訴訟に用いられた。
いにょう‐ち【囲繞地】
民法上、他の土地(袋地(ふくろち))を囲む周囲の土地。袋地所有者は公路に出るためこの土地の通行権をもつ。
うけおい‐こうさく【請負耕作】
1 農地所有者が他の者に耕作のすべてを委託し、収穫物は農地所有者が取り、耕作者には一定の請負料を支払う耕作方式。 2 農地所有者が小作料を受け取って他の者に耕作させる賃貸借型の耕作方式。
えいたい‐しゃくちけん【永代借地権】
内地居留の外国人が一定の地代を支払えば、土地を半永久的に使用することができた権利。安政の仮条約で、土地所有を禁じる代替措置として定められ、明治時代の条約改正では、この消滅が重要課題となった。昭和...
おく‐ゆき【奥行(き)】
1 家屋や地所などの、表から奥までの距離。「—のある庭」⇔間口(まぐち)。 2 知識・思慮・人柄などの奥深さ。深み。「—がある作風」
オーナー‐ハウス
《(和)owner+house》土地所有者が建設する3階程度の中低層の建物で、所有者は3階を自宅とし、1階はしゃれた店、2階は事務所にする、といった形態のもの。
きせい‐じぬし【寄生地主】
農民に土地を貸し付けて小作料を取り立てるだけで、自らは農業にたずさわらない土地所有者。日本では、第二次大戦後の農地改革で解体されるまで存続した。
けいざいがいてき‐きょうせい【経済外的強制】
封建社会で、土地所有者である領主が農民から封建地代を徴収するために発動する直接的な強制力。領主裁判権と武力を背景に、身分的支配と土地への縛りつけを前提とする。
げんでん‐ほう【限田法】
中国で制定された土地所有の制限に関する法令。前漢の董仲舒(とうちゅうじょ)が豪族による大土地所有の制限と小農民の保護のために提案し、前7年、哀帝によって公布された。のちに宋の仁宗も田租などの脱税...