あめ‐つち【天地】
1 天と地。全世界。てんち。「—は広しといへど、我(あ)がためは狭(さ)くやなりぬる」〈万・八九二〉 2 天地の神々。「いざ子ども狂(たは)わざなせそ—の堅めし国そ大和島根は」〈万・四四八七〉
壺中(こちゅう)の天地(てんち)
《後漢の費長房が、市中に薬を売る老人が売り終わると壺の中に入るのを見て一緒に入れてもらったところ、りっぱな建物があり、美酒・佳肴(かこう)が並んでいたので、ともに飲んで出てきたという、「後漢書」...
しょう‐てんち【小天地】
1 小さく限られた一つの世界。広大な宇宙に対して人間界をいう。 2 小さくはあるが、それなりにまとまりをもつ空間。狭く限られた社会。「大学という—に安住する」
しん‐てんち【新天地】
新しい世界。新しい活躍の場所。「—を求めて海を渡る」
てん‐ち【天地】
1 天と地。 2 宇宙。世界。世の中。「自由の—を求めて旅立つ」「新—」 3 書物・荷物などの、上と下。「紙の—」
べっ‐てんち【別天地】
現実とは全くようすの違った場所。俗世間から離れた理想的な世界。別世界。「—を求めて移住する」
らくてん‐ち【楽天地】
楽しく苦しみのない土地。楽土。楽園。