あめ‐やま【天山】
《天や山のように高く大きい意から》 1 多大なこと。「平家の御恩を—と被(かうむ)ったれば」〈平家・四〉 2 (副詞的に用いて)この上もなく。大いに。はなはだ。「—かたじけなくは候へども」〈仮・...
てんざん【天山】
「天山山脈」の略。
てんざん‐さんみゃく【天山山脈】
中央アジア、タリム盆地の北にそびえる山脈。標高4000メートル級の山が連なり、最高峰はポベーダ(7439メートル)。ティエンシャン山脈。
てんざん‐なんろ【天山南路】
天山山脈南麓のオアシスを結ぶ交易路。中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区のハミからトルファン・庫車(クチャ)を経てカシュガルへ至る。また清代には、天山山脈以南の地域、特にタリム盆地をさした。→天山北路
てんざん‐ほくろ【天山北路】
天山山脈北麓のオアシスを結ぶ交易路。中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区のハミからウルムチを経てイリ、またはタラスに至る。また清代には、天山山脈以北の地域、特にジュンガル盆地をさした。→天山南路
てんざんをこえて【天山を越えて】
胡桃沢耕史の冒険小説。昭和57年(1982)刊。翌年、第36回日本推理作家協会賞長編部門賞受賞。