てぐす【天蚕糸】
テグスサンの幼虫の体内から絹糸腺(けんしせん)を取り出し、酸で処理して得た白色透明の糸。釣り糸に用いる。合成繊維のものにもいう。てんさんし。てぐすいと。てんぐす。
てぐす‐いと【天蚕糸】
「てぐす」に同じ。
てぐす‐が【天蚕糸蛾】
テグスサンの別名。
てぐす‐さん【天蚕糸蚕】
1 ヤママユガ科の昆虫。翅(はね)の開張9〜12センチ、全体に淡褐色。幼虫はフウ・クスノキなどの葉を食う。幼虫の絹糸腺からてぐすをとるため、飼育された。中国大陸南部・海南島などに分布。楓蚕(ふう...
てんぐす【天蚕糸】
「てぐす」に同じ。
てん‐さん【天蚕】
ヤママユの別名。
てんさん‐し【天蚕糸】
1 「山繭糸(やままゆいと)」に同じ。 2 ⇒てぐす
やま‐まゆ【山繭/天蚕】
鱗翅(りんし)目ヤママユガ科のガ。翅(はね)の開張約15センチと大形で、色は赤褐・暗褐・黄褐色など変異に富む。前翅の先は鎌状にとがり、各翅の中央に眼状紋がある。幼虫は緑色で毛のまばらに生えた芋虫...
やままゆ‐いと【山繭糸】
ヤママユから採取した糸。繊維が太く、黄緑色を帯び、丈夫で光沢がある。天蚕糸(てんさんし)。
やままゆ‐おり【山繭織(り)】
山繭糸を交ぜて織った絹織物。