いさわ‐じょう【胆沢城】
岩手県奥州市にあった古代の城。延暦21年(802)蝦夷(えぞ)征討に際し、坂上田村麻呂が築城。同23年、多賀城から鎮守府を移して東北経営の拠点とした。
えぞ【蝦夷】
古代、北陸・関東北部から北海道にかけて居住した人々。大和政権から異民族視され、大化の改新後は朝廷の征討によってしだいに北方に追われ、しばしば抵抗した。えみし。 ⇒蝦夷地(えぞち)
し【師】
[名] 1 学問・技芸を教授する人。師匠。先生。「—の教え」 2 僧・神父・牧師などを敬っていう語。 3 中国、周代の軍制で、5旅(りょ)すなわち2500人の称。転じて、軍隊。「征討の—を起こ...
せい【征】
[常用漢字] [音]セイ(漢) [訓]ゆく うつ 1 旅に行く。「征衣」 2 敵・罪人を討ちに行く。「征夷(せいい)・征討・征伐・征服/遠征・出征・東征」 3 征服する。「征圧」 [名のり]さち...
せい‐い【征夷】
未開の民族を征討すること。特に、蝦夷(えぞ)を征討すること。
せいい‐し【征夷使】
古代、東国の蝦夷(えぞ)を征討するために設けられた職。
せい‐こう【征行】
1 征討に行くこと。出征。 2 旅行に出ること。「ネール河に浮ぶ所の河船を運び、六人の—をなさしめたり」〈村田文夫・西洋聞見録〉
せいせい‐しょうぐん【征西将軍】
西国を鎮定するために派遣された将軍。天慶4年(941)藤原純友(ふじわらのすみとも)征討のために藤原忠文が任ぜられたのを初めとする。征西大将軍。→征東将軍
せい‐とう【征東】
[名](スル)東方へ征討に行くこと。
せいとう‐しょうぐん【征東将軍】
東国を鎮定するために派遣された将軍。天慶3年(940)平将門(たいらのまさかど)征討のために藤原忠文を任じたのを始めとする。征東大将軍。→征西将軍