ぐし‐ぐし
[副] 1 わけのわからないことをぶつぶつ言うさま。「わけもないこと—言って」〈黄・金生木〉 2 紙などがもみくちゃになったさま。「—となりけるはまことに愚人夏の虫」〈浄・出世景清〉
ぐ‐しゃ【愚者】
愚かな人。愚人。⇔賢者。
愚人(ぐにん)は夏(なつ)の虫(むし)
愚人は自分から我が身を危地におとしいれるということのたとえ。
ぐ‐ぶつ【愚物】
ばかな人。おろか者。愚人。
こう‐ほ【行歩】
[名](スル)あるくこと。歩行。「愚人は暗黒の中に—す」〈中村訳・西国立志編〉
され‐ば【然れば】
《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》 [接] 1 前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。「—賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て...
ひいる【蛾】
蛾(が)の古称。特に、蚕(かいこ)の蛾をいう。「愚人の貪(ふけ)る所は、—の火に投(い)るが如し」〈霊異記・下〉