せっ‐かん【摂関】
摂政と関白。
せっかん‐け【摂関家】
摂政・関白に任ぜられる家柄。藤原良房が最初に摂政となってから藤原北家が独占。鎌倉時代には近衛・九条・二条・一条・鷹司(たかつかさ)の五摂家に分かれた。摂籙家(せつろくけ)。執柄家(しっぺいけ)。摂家。
せっかん‐じだい【摂関時代】
藤原氏が摂政・関白を世襲して政権を主導した時代。10世紀後半から11世紀後半にかけての摂関政治が最盛期であった時期。
せっかん‐せいじ【摂関政治】
摂政・関白が主導権をもつ政治。特に平安中期、藤原氏が天皇の外戚となって摂政・関白を独占し、政治の実権を握った政治形態。11世紀後半に院政が始まって以降は形式化した。