ひ‐より【日和】
1 空模様。天気。「—をうかがう」 2 晴れたよい天気。晴天。また、なにかをするのに、ちょうどよい天気。「待てば海路の—あり」「小春—」「行楽—」 3 物事の成り行き。雲行き。形勢。「—を見る」...
ひより‐げた【日和下駄】
歯の低い差し歯下駄。主に晴天の日に履く。
ひより‐み【日和見】
1 有利なほうにつこうと、形勢をうかがうこと。 2 空模様を見ること。また、その役の人。「夢もむすばずありしに、—に起こされ」〈浮・一代男・三〉
ひよりみ‐かんせん【日和見感染】
抵抗力が弱まったため、普通は病原性を示さない菌による感染が起こること。
ひよりみ‐しゅぎ【日和見主義】
自分に都合のよいほうへつこうと、形勢をうかがう態度をとること。機会主義。オポチュニズム。
ひより‐もうし【日和申し】
⇒天気祭り
ひより‐やま【日和山】
江戸時代、船乗りが出帆の適否を判断するため、日和見に利用した港付近の小山。
ひ‐よ・る【日和る】
[動ラ五]《名詞「ひより(日和)」の動詞化》日和見1をする。また一般に、積極的にかかわらないで傍観する。「—・って体制側につく」「—・ってないで少しは手伝え」