こ【是/此】
[代]近称の指示代名詞。これ。ここ。 1 眼前の、または話題の事物をさし示す。この。「沖つ鳥胸(むな)見る時羽たたぎも—も相応(ふさ)はず」〈記・上・歌謡〉 2 話し手に近い場所をさし示す。ここ...
こ‐こ【此処/此所/此/是/爰/茲】
[代]近称の指示代名詞。 1 話し手が現にいる場所をさす。「私の生家は—からそう遠くはない」 2 話し手や周囲の人が現に置かれている状況や程度、または局面をさす。「事—に至ってはもう手の打ちよう...
ここ‐に【此処に/是に/爰に/茲に】
[副]ある時点・場所をさす。この時にあたり。この所で。「これを—賞する」「本日、—百周年記念式典を催すにあたりまして」 [接] 1 新しい話題に転換するときに用いる。さて。そこで。「—火遠理...
ここに‐して【此処にして】
[連語]《「し」は、ある状態にある意を表すサ変動詞「す」の連用形》ここにいて。ここにあって。「広橋(ひろはし)を馬越しがねて心のみ妹(いも)がりやりて吾(わ)は—」〈万・三五三八〉
ここ‐を‐もって【是を以て/此処を以て】
[接]《「ここをもちて」の音変化。漢文訓読語から》こういうわけで。それゆえに。「凡そ民間の事業、十に七八は官の関せざるものなし。—世の人心益々其の風になびき」〈福沢・学問のすゝめ〉
これ【此れ/是/之/維/惟】
[代] 1 近称の指示代名詞。 ㋐話し手が持っている物、または、話し手のそばにある物をさす。このもの。「—は父の形見の品です」「—を片付けてください」 ㋑話し手が、いま話題にしたばかりの事物など...
是(これ)あるかな
《「有レ是哉」の訓読から》物事を肯定し感嘆していう漢文句調の語。なるほどなあ。まことにこのとおりであるよ。これでなくちゃ。
これ‐から【此れから/是から】
《代名詞「これ」+格助詞「から」から》今から以後。今後。将来。「—が楽しみだ」「まだまだ—という時に」
これ‐かれ【此れ彼/是彼】
[代] 1 指示代名詞。この物とあの物。これとあれ。「—、得たるところ得ぬところ、たがひになむある」〈古今・仮名序〉 2 人代名詞。この人とあの人。だれかれ。「—にも口入(くちいれ)させず」〈源...
これかわ‐いせき【是川遺跡】
青森県八戸市にある縄文時代前期から弥生時代にかけての遺跡。一王寺(いちおうじ)・中居(なかい)・堀田(ほった)の3遺跡からなり、精巧な土器・土偶、木製品や漆製品が多数発見されている。令和3年(2...