ゆう‐せい【有声】
1 声が出ること。声が聞こえること。⇔無声。 2 発音の際、声帯の振動を伴うこと。⇔無声。
ゆうせい‐おん【有声音】
声帯の振動を伴って発する音。母音は一般に有声音で、子音では[b][d][g][z][ʒ][dz][n][m][ŋ][w][r][l]など。⇔無声音。
有声(ゆうせい)の声(こえ)は百里(ひゃくり)に過(す)ぎず無声(むせい)の声(こえ)は四海(しかい)に施(ほどこ)す
《「淮南子(えなんじ)」繆称訓から》高い声でどなっても、わずか百里に聞こえるだけだが、徳をもって治めれば黙っていてもその感化は遠くまで及ぶ。徳治主義によるほうが、世の中はよく治まるというたとえ。