アシャンティ‐ぞく【アシャンティ族】
《Ashanti》アフリカ西部、ガーナ共和国の一部に住む民族。母系制親族集団を構成する。17世紀に連合王国を形成し、奴隷貿易などで繁栄した。
イブ‐の‐かせつ【イブの仮説】
現在の人類の母系祖先を遡っていくと、約16万年前にアフリカにいた一人の女性にたどりつくとする学説。母親から子供に受け継がれるミトコンドリアDNAの塩基配列を解析した結果をもとに提唱された。→ミト...
エンガノ‐とう【エンガノ島】
《Pulau Engano》インドネシア西部、スマトラ島南東部の西岸沖合に浮かぶ島。熱帯雨林に覆われ、サンゴ礁に囲まれる。先住民のエンガノ人が多く居住し、母系社会を維持している。かつて高床式の鳥...
けい【系】
[音]ケイ(漢) [学習漢字]6年 1 糸すじのようにつながるもの。次々につながった関係。「系図・系統・系譜・系列/家系・山系・水系・直系・同系・母系・傍系」 2 組織立ったまとまり。「大系・体...
し‐ぞく【氏族】
共通の祖先をもつこと、あるいは、もつという意識による連帯感のもとに構成された血縁集団。父系もしくは母系のどちらか一方の血縁関係によって結ばれている。「—社会」
しん‐けい【親系】
親族関係を血統によって系統的にみた系列。男系・女系、父系・母系、直系・傍系、尊属・卑属などがある。
スレンバン【Seremban】
マレーシア、マレー半島南西部の都市。ヌグリスンビラン州の州都。クアラルンプールの南約60キロメートルに位置する。母系社会で知られるミナンカバウ人が、15〜16世紀にスマトラ島西部から移住。彼らが...
ふ‐けい【父系】
1 父方の血統に属していること。また、その親族。⇔母系。 2 家系が父方の系統で相続されること。⇔母系。
ブキティンギ【Bukittinggi】
インドネシア、スマトラ島中西部の都市。パダンの北約80キロメートル、パダン高原に位置し、周囲にムラピ山、シンガラン山、サゴ山、マニンジャウ湖がある。オランダ統治時代に要塞が築かれ、フォート‐デ‐...
ぼけん‐せい【母権制】
家族や親族集団の支配権を女性がもっている社会制度。19世紀に、人類社会の進化史上で、家父長制または父権制に先行したと提唱されたが、その存在は否定されている。→母系社会