あえ‐の‐こと【饗の事】
石川県の奥能登地方で行われる行事。家々で田の神を迎え、食事や風呂などをすすめ、一年の収穫に感謝するもの。12月5日に迎え入れ、翌年2月9日に送り出す。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの無形文...
あずま‐あそび【東遊び】
古く東国地方で、風俗歌に合わせて行われた民俗舞踊。平安時代から、宮廷・貴族・神社の間で神事舞の一つとして演じられた。歌方(うたいかた)は笏拍子(しゃくびょうし)を持ち、笛・篳篥(ひちりき)・和琴...
アファナーシエフ【Aleksandr Nikolaevich Afanas'ev】
[1826〜1871]ロシアの民俗学者。ロシア神話学派の代表者の一人。600編以上の民話を収録した「ロシア民話集」の編纂(へんさん)で知られる。他に「スラブ人の詩的自然観」など。
あま‐はげ【あま剝げ】
火斑剝ぎ(あまみはぎ)の山形県遊佐(ゆざ)町での称。ケンダンとよばれる蓑(みの)装束を身につけた来訪神が、各戸をまわる。 [補説]国指定の重要無形民俗文化財。また、平成30年(2018)「来訪神...
あや‐おどり【綾踊り】
綾織り竹を持って踊る民俗芸能。滋賀・静岡・千葉などの各地に分布。
あや‐こまい【綾子舞】
新潟県柏崎市女谷(おなだに)の下野・高原田両地区に伝わる民俗芸能。踊り・囃子(はやし)舞・狂言からなり、初期歌舞伎踊りの姿を今日に残すものとして貴重。重要無形民俗文化財。
アルパ【(イタリア)・(スペイン)arpa】
1 ⇒ハープ 2 ラテンアメリカの、主にインディオ系の民俗楽器としてのハープの総称。インディアンハープ。
あんこく‐ぶとう【暗黒舞踏】
現代舞踏の一。土方巽(ひじかたたつみ)が昭和30年代に確立。民俗的・肉体的な題材が多く用いられ、多くの芸術家に影響を与えた。
いしだ‐えいいちろう【石田英一郎】
[1903〜1968]文化人類学者。大阪の生まれ。東大教授。日本の文化人類学の基礎を築いた。比較民俗学研究にも寄与。著「河童駒引考(かっぱこまびきこう)」「桃太郎の母」など。
いは‐ふゆう【伊波普猷】
[1876〜1947]言語学者・民俗学者。沖縄の生まれ。沖縄の郷土研究家として、言語・歴史・民俗に関する多くのすぐれた業績をあげ、沖縄学の父といわれる。著「古琉球」「南島方言史攷」「琉球戯曲辞典...