かき‐た・る【掻き垂る】
[動ラ四]垂れる。「手肱(たなひぢ)に水沫(みなわ)—・り」〈祝詞・祈年祭〉 [動ラ下二] 1 櫛(くし)でけずって髪を垂らす。「ま櫛もちここに—・れ」〈万・三七九一〉 2 雨や雪が激しく降...
まつ【沫】
[人名用漢字] [音]マツ(呉) [訓]あわ 1 飛び散る水の粒。しぶき。「飛沫(ひまつ)」 2 水のあわ。「水沫(すいまつ)・泡沫(ほうまつ)」 [難読]沫雪(あわゆき)・泡沫(うたかた)・飛...
みなわしゅう【美奈和集】
森鴎外の作品集。明治25年(1892)刊。小説「うたかたの記」「舞姫」「文づかひ」などを収める。のち「水沫(みなわ)集」と改題。
ゆう‐はな【木綿花】
木綿(ゆう)の白さを花にたとえた語。一説に、木綿で作った白い造花ともいう。「泊瀬女(はつせめ)の造る—み吉野の滝の水沫(みなわ)に咲きにけらずや」〈万・九一二〉