けい‐さん【珪酸】
1 珪酸ナトリウムが主体の水ガラスに塩酸を加えると生じる白色ゼラチン状の物質。さらに加熱脱水したものがシリカゲル。 2 二酸化珪素の俗称。
けいさん‐アルミニウム【珪酸アルミニウム】
アルミニウムの珪酸塩。酸化アルミニウム、二酸化珪素、水などが結合した組成物の総称。代表的な鉱物は珪線石で、自然界に広く存在する。陶器や塗料の原料、または胃や腸の医薬品として用いられる。
けいさん‐えん【珪酸塩】
二酸化珪素と金属酸化物からなる塩。アルカリ塩以外は水に溶けず、一般に融点が高く、融解して冷却するとガラス状になることが多い。
けいさんえん‐こうぶつ【珪酸塩鉱物】
珪酸塩の形で存在する鉱物。地殻を構成する大部分の造岩鉱物をなし、種類も多い。長石・雲母(うんも)・角閃石(かくせんせき)・輝石・橄欖石(かんらんせき)の類。
けいさん‐ナトリウム【珪酸ナトリウム】
ナトリウムの珪酸塩。ふつう、メタ珪酸ナトリウムNa2SiO3をさす。濃い水溶液は粘性のある液体で、水ガラスとよばれ、接着剤・石鹸(せっけん)配合剤などとして用いる。珪酸ソーダ。